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「紅海の真珠」と謳われた古都、マッサワを旅しよう!

さて、前回に引き続きエリトリアの観光ガイドを載せていきます。今回は紅海沿岸の古都、マッサワの観光ガイドです!ちなみにエリトリアでは一番好きな街でした。

 

⬛︎マッサワ Massawa, Massaua
ー珊瑚で築かれた「紅海の真珠」ー

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マッサワ旧市街遠景

地方区分:北紅海州
北紅海州の州都で、エリトリア最大の港湾都市。「紅海の真珠」と称される美しい古都で、古くから紅海交易で栄えた。アスマラから向かう際は、高度2300mから一気に下るため、気候の差に驚くと共に、耳が聞こえづらくなる。そんな時は欠伸をしよう。


紅海沿岸に進出したイタリアが、アッサブに次いで領有した港でもあり、エリトリア植民地成立後は最初の首都が置かれた。元々、マッサワは島であったが、イタリア植民地時代に交通を円滑化するために島の間に埋め立てて道路とパイプラインを建設した。
イタリア植民地時代にはイタリア海軍の紅海艦隊(フロッタ・デル・マル・ロッソ)の母港が置かれ、軍事的にも重要拠点となる。第二次世界大戦時、同盟国・日本に訪れて本場のイタリアンを伝えたイタリア人料理人達も、このマッサワから訪れたということは興味深いだろう。


エチオピア支配期にはエチオピア海軍の母港が置かれたため、独立戦争期にはエリトリアのゲリラ軍が「フェンキル作戦」で陸・海双方から奇襲を仕掛け、巧みにこれを奪還した。しかし、エチオピア軍はその報復としてマッサワに絨毯爆撃を行い、多くの歴史的な建物が破壊されてしまった。
現在はエリトリア最大の港湾、そしてエリトリア海軍の軍港として機能しているほか、リゾート地としても開発がされている。


◆アクセス
車→アスマラから約2時間。険しい峠道だが、路面状態は良いため快適なドライブが楽しめる。
バス→アスマラからバスがある。約3時間。
鉄道→アスマラからの鉄道路線があるが、2019年12月現在、旅客路線は運休中。
航空機→マッサワ国際空港。2019年12月現在、定期路線は国内線・国際線共にない。
船→ダイビングスポットとして知られるダフラク諸島への船便がある。


◆マッサワの名所
◇旧皇帝宮殿

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マッサワの旧皇帝宮殿。

 

16世期にオスマン帝国によって作られた宮殿。イタリア植民地時代はマッサワ市庁舎として使われ、エチオピア支配期にはハイレ・セラシエ帝の宮殿として使われた。周辺の宮殿も皇族たちの宮殿。独立戦争期のエチオピア軍による爆撃によって、現在のような無残な姿になった。戦争時の悲惨さを語り継ぐために廃墟のまま保存されている。


◇旧イタリア銀行

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旧イタリア銀行

1920年代に造られたイタリア植民地時代の豪奢な作りの銀行。現存するアフリカ最古の銀行建築である。修復されて高級ホテルに改装する案がクウェート企業によって立ち上がっているが、2019年12月現在、そのままの状態で保存されている。


◇オテル・トリノ(ホテル・トリノ)

 

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左側に見えるのがオテル・トリノ

1930年代後半に造られた、マッサワ旧市街を入って最初に目に入るイタリア建築。イタリア人建築家、ウーゴ・ラーマの設計。イタリア植民地時代からホテルとして使われており、独立後もホテルとして営業していたが、2019年12月現在はホテルは閉業している。


◇マッサワ・タウルド駅

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マッサワ・タウルド駅

タウルド島に位置するマッサワのターミナル駅。マッサワ-アスマラ線の始発駅であり、全イタリア植民地の駅舎でも最も最初期に造られた駅である。巨大な駅舎内は住居としても使われている箇所もあるため、撮影時は注意しよう。


◇マッサワ・ポルト

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マッサワ・ポルト

 

マッサワ島の港湾部に位置する小さな鉄道駅。バス停としても使われている。線路は港湾内に続いており、ここから鉄道に貨物を乗せて内陸部に輸送する。


◇シャヒ・モスク

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シャヒ・モスク

11世期に作られたアフリカ最古のモスクの一つ。1920年代の地震で倒壊したが、その後イタリアの手により再建された。


◇シェイル・ハマル・モスク

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シェイル・ハマル・モスク

 

1580年に造られたモスク。サンゴを削って造られたマッサワらしい建築。


◇マッサワ島の古住居群

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古住居のバルコニー

マッサワ旧市街の古住居はサンゴを用いて作られている。これはマッサワ島自体がサンゴによって形成されていることに由来し、材料としてサンゴが活用出来たため。初期の建築はサンゴをそのまま積み上げただけだったが、後にサンゴをブロック状に削り、まるでレンガのようにして建物を作った。


◇マッサワ港
エリトリア最大の港湾。港湾内には7世期頃の初期イスラーム建築がある。
観光客は立ち入りが禁止されているため見る事は出来ないが、レプリカが州立博物館に展示されている。


◇グルグッサム・ビーチ

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グルグッサム・ビーチ

マッサワ近郊にあるビーチ。海水浴場として知られ、ビーチではラクダとの撮影も可能。旅の記念に良いだろう。遠浅のビーチで溺れる心配もないし、水温も丁度良く海水浴が楽しめる。海辺のテラスでは飲み物や軽食もある他、土産物の手芸品も売られている。貝殻のネックレスが30ナクファ。Gurgussum Beach Hotelが併設。


◇聖マリア聖堂

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聖マリア聖堂

 

タウルド島の入り口にある、ステンドグラスが美しい正教会の聖堂。1953年完成。エチオピア皇帝ハイレ・セラシエが毎年参拝に来ていたことで知られる。


◇マッサワ戦没者追悼公園

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マッサワ戦没者追悼公園

エリトリア独立戦争時にエチオピア軍からゲリラ軍が鹵獲した戦車をモニュメントとして飾っている変わった公園。マッサワ戦の戦没者を追悼するために造られ、正面にはイサイアス大統領の碑文が刻まれている。中央の戦車はエリトリアのゲリラ軍が1977年に初めてエチオピア軍から鹵獲した戦車である。


◇北紅海州立博物館

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北紅海州立博物館の所蔵品、ハイレ・セラシエ帝のベッド

 

本土側のマッサワ新市街に位置する博物館。2000年にアスマラエリトリア国立博物館の分館としてオープンした。午後の部は16時半から開館。入館料は無料。

マッサワを中心とする北紅海州の自然や民俗、歴史などに関する博物館である。内部は5つのブースに分かれており、北紅海州の自然や生物を扱ったエリア、アドゥリス遺跡などの考古学エリア(撮影制限あり)、紅海沿岸の多様な民族を紹介するエリア、他国勢力のマッサワ支配期の歴史についてのエリア(イタリア植民地時代の資料が多い)、独立戦争期のエリアがあり、前半後半で1人ずつガイドがついて説明してくれる。旧皇帝宮殿から移動されたハイレ・セラシエ帝のベッドや、独立戦争期の多種多様な兵器や装備などが注目。


◇マッサワ沖の沈没船

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州立博物館から見えるマッサワ沖の沈没船

 

マッサワ沖には、第二次世界大戦時のマッサワ包囲戦で沈んだイタリア海軍の水雷艇「オルシーニ」や、フェンキル作戦時に撃沈されたエチオピア海軍艦艇等が沈んでおり、州立博物館近くやRed Sea Hotelから見ることが出来る。州立博物館近くは憲兵の兵舎があるため、誤って撮影しないように注意しよう。


◆マッサワのホテル
◇Dahlak Grand Hotel

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Dahlak Grand Hotel

 

マッサワの最高級ホテル。タウルド島の北端、旧皇帝宮殿の前に位置する。マッサワ島へはすぐの位置。敷地内が非常に広く、さながら宮殿。ホテル内の探検がしたくなる広さで、客室数もマッサワで最も多い。
大分年季が入っているが、設備は揃っており、暑く湿度が高いマッサワに必須なエアコンと冷蔵庫は客室に完備。不自由はない。
海水を汲み上げる屋外プールや、レストランも併設。屋上からはマッサワ島を含む周辺一帯が眺められる。
スタッフの対応も親切。公式サイトから予約も可能(イタリア語・英語)。申請をすれば周辺の島への船もチャーターしてくれる。


◇Gurgussum Beach Hotel

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Gurgussum Beach Hotel

グルグッサム・ビーチ併設のリゾートホテル。マッサワのビーチを堪能したい人向け。市街地からは7kmほど離れているため、市内観光には向かない。シュノーケリングなどのアクティビティもチャーター可能。レストランやナイトクラブも併設するなど、一通りの設備は揃っている。


◇Red Sea Hotel

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Red Sea Hotel

 

タウルド島の入り口に位置するイタリアン・デザインのホテル。沖合の沈没船を見ることが出来るマリンビューホテル。屋外プール、レストラン・バール併設。ただ、設備がだいぶ古く、老朽化が進んでいる。


◇Savoiya Hotel

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Savoiya Hotel

 

マッサワ島の入り口に位置するホテル。バール・レストラン併設で、海鮮料理も。料理が美味しいと評判。ホテルとしては、必要最低限の設備のみが揃っている。

 

◆マッサワの食事
◇Sallam Restaurant

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チェルニアのアファル風は絶品!

 

マッサワ旧市街の中心部にあるレストラン。倉庫を改修した外見からは想像出来ないが、マッサワNo.1の海鮮料理店と人気が高い。夕食のみ営業。アファル人のご主人が振る舞うアファル伝統の魚料理はマッサワに来たなら是非食べておきたい。今朝獲れた新鮮な魚から好きなものを選べる。調理時も見学出来るのが嬉しい。チェルニアのアファル風、飲み物及び焼きたてのパーネ・サルド(青唐辛子の辛いソースと共に)込みで200ナクファ。チェルニアは香ばしくスパイシー。外はカリッと、中はふわっふわ。


◇Yasmin Cafeteria

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「フリッタータ」と焼き立てのパン

 

旧市街の港側にあるバール。エスプレッソや紅茶で一息出来る他、フリッタータやオムレツなどちょっとした食事も可能。フリッタータはチョイスした具材以外にも追加で具材調整が出来る(青唐辛子、玉ねぎ、トマト)。朝食やランチにオススメ。


◇Zenith Bar Restaurant

旧市街の港側にあるバール・レストラン。Yasmin Cafeteriaの隣。朝食から夕食まで営業しており、バールとして軽食やドリンクを扱う他、マッサワ名物の海鮮料理や肉料理を扱う。この通り沿いは夜も多くの飲食店がやっており、人が絶えることはない。


◇Seghen Restaurant
旧市街の入り口、港側に位置するレストラン。朝食から夕食まで営業している。マッサワらしく、海鮮料理がメインだが、インジェラセットも食べられる。


◇Nakfa Snack Bar

旧市街中心部にあるバール。軽食やドリンクを販売している。

 

次回はケレンを紹介します!