Associazione Italiana del Duce -ドゥーチェのイタリア協会へようこそ!-

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2018-09-01から1ヶ月間の記事一覧

第二次世界大戦時のイタリア海軍の対潜水艦戦 ―潜水艦を狩れ!海の狩人、水雷艇戦隊!―

第二次世界大戦時のイタリア海軍は特段対潜装備に優れていたわけではない。しかし、イタリア海軍は主に地中海で多くの敵潜水艦を沈めているという事実がある。しかも、沈めた英潜水艦の数は枢軸国(ドイツ・イタリア・日本)の中で最も多く、それに加え、王立…

イタリア極東艦隊の戦歴と天津のイタリア租界 ―伊日関係と苦難の日々―

第二次世界大戦時、日本の同盟国であったイタリアは極東に勢力圏、天津租界を持っていた。イタリアは天津を母港とする「極東艦隊」を保有しており、兵士も駐在していた。この「極東艦隊」は後に紅海艦隊の残存艦が合流して規模を拡大、日本海軍と共にアジア…

「イタリアのレーダーの父」ウーゴ・ティベリオ博士とイタリア海軍のレーダー開発史

今回の更新は、イタリア海軍のレーダー開発史と、レーダー開発を主導した「イタリアのレーダーの父」こと、ウーゴ・ティベリオ博士について紹介します。 前回のブログ更新で説明したが、イタリアのレーダー開発は遅れていた。海軍参謀長であったカヴァニャー…

ドメニコ・カヴァニャーリ海軍参謀長と第二次世界大戦開戦時のイタリア海軍の戦略

今回はドメニコ・カヴァニャーリ海軍参謀長と第二次世界大戦開戦時の王立イタリア海軍の戦略について紹介してみたいと思う。理由としては、Twitterのアイコンを変更して、せっかくカヴァニャーリ提督のアイコンにしてみたので彼の紹介をしてみたいなぁと思っ…

第二次世界大戦時の東アフリカ戦線 ―孤立した戦場で勇敢に戦ったイタリア将兵の物語―

第二次世界大戦の「アフリカ戦線」といえば、大多数の人はやはり北アフリカ戦線をイメージするだろう。砂漠の戦場、ロンメル将軍、エル・アラメイン....などなど。 逆に、東アフリカ戦線はその陰に隠れがちである。日本語ウィキペディアもない。しかし、そこ…

イタリア社会共和国海軍(MNR)の海上部隊 ―ファシストの艦隊―

さて、今回はRSI海軍について紹介しよう。 1943年の休戦後、王立イタリア海軍の艦艇の殆どはマルタ島で連合軍に引き渡された。また、その道中でドイツ軍に撃沈されてしまった。 そして、イタリアに残っていた艦艇もドイツ軍に接収されたものが多かった。駆逐…

イタリア社会共和国陸軍(ENR)の将軍 ―「祖国の名誉」のために戦う者たち―

1943年のイタリア王国の休戦後、イタリアは内戦状態に陥った。北部は「ファシスト政権の後継政権」たるイタリア社会共和国(RSI政権、通称サロ共和国)が誕生し、その元首にはグラン・サッソから救出されたムッソリーニ統帥が就任した。 南部にはローマを脱出…

戦艦「ローマ」爆沈の悲劇から75年

本日は2018年9月9日。戦艦「ローマ」の撃沈(1943年9月9日)から75年経ちました。こちらは、イタリア海軍が公開した新しい「ローマ」の写真四枚です。 下記のURLからは撃沈された「ローマ」の船体の映像が確認できます。http://www.marina.difesa.it/conosciam…

第二次世界大戦時のイタリア軍を描いた戦争映画を見てみよう!

第二次世界大戦を描いた戦争映画といえば、イメージするのはどの国だろう。 『スターリングラード』『フューリー』『ダンケルク』『男たちの大和』『Uボート』などなど、ドイツ軍、アメリカ軍、日本軍、ソ連軍、英軍....大体その辺が多いだろう。故にこれら…

第二次世界大戦時のイタリア陸軍とイタリア海軍の食事事情を調べてみた

イタリア陸軍の食事事情 第二次世界大戦時のイタリア陸軍の食事事情というと、「砂漠パスタ」を連想する人がいるかもしれない。まぁアレは虚偽の事実であるのだが、日本のインターネットではデマが非常に広がっており、頭を抱えている。 ただ、一切の根拠が…

デ・ヴェッキという男 ―ファシストのソマリア統治―

ローマ進軍において重要な役割を果たした四人のファシストは、クァドルンヴィリ(いわゆるファシスト四天王)と呼ばれ、党の終身最高幹部となった。 今回は四人の中でも、チェーザレ・マリーア・デ・ヴェッキという人物、そして彼の重要な功績であるソマリア統…