Associazione Italiana del Duce -ドゥーチェのイタリア協会へようこそ!-

同人サークル"Associazione Italiana del Duce"の公式ブログです。

第二次世界大戦のイタリアは「戦勝国」であったか?

「第二次世界大戦のイタリアは途中で寝返り、戦勝国になった」というコピペがネットでは蔓延している。 当然であるが、これは大きな嘘である。 確かに1943年の休戦後のバドリオ政権(イタリア王国政府)とパルチザンは、北部を支配するムッソリーニのイタリア…

今更ですが、「大イタリア祭2(Due)」お疲れさまでした!

今更ですが、「大イタリア祭2(Due)」お疲れさまでした!私はあの翌日から上五島旅行に向かったので、結構バタバタでした。 拙い私の発表でしたが、吉川先生と多田先生のお二人のフォローで助かりました。今回は、このような貴重な機会にお招き頂き、本当に感…

今週末、6月8日(土)は「大イタリア祭2(Due)」!

今週末、6月8日(土)開催の「大イタリア祭2(Due)」まで、もう残り僅かになってまいりました。「イタリア先生」こと吉川和篤先生と、多田将先生が主催の濃~いイタリア軍関連のトークイヴェントになっております! 大イタリア祭2(Due) ↓大イタリア祭2(Due)のUR…

二つの戦線の「英雄」、アトス・マエストリ大尉 ―東アフリカと地中海で戦った爆撃機エースの気高き精神―

東アフリカ戦線、それは第二次世界大戦時の戦線で最も孤立した戦場といっても過言ではない。スエズ運河を封鎖されてしまったイタリアにとって、この戦線への補給はS.A.S.の航空機による補給しか不可能であった。また、主戦場であった地中海戦線に比べ、東ア…

「空の航海士」ルイージ・クエスタ大佐と英国本土爆撃作戦 ―英国上空におけるBR.20M双発爆撃機の戦歴―

第二次世界大戦時、英国本土上空で激しい航空戦(所謂バトル・オブ・ブリテン)が繰り広げられ、ロンドンは空襲によって火の海になったことはよく知られている。この戦いの主役は防衛側の英空軍(Royal Air Force)と攻撃側のドイツ空軍(Luftwaffe)であったが、…

今までのイタリア空軍関係の過去記事まとめ

そろそろ記事が多くなってきたので、「どんなこと書いたっけ?」となることがしばしば起こるようになってしまった。記事の管理も難しい。 というわけで、今回は空軍関係の記事をここにまとめておこうと思う。 不屈の爆撃機エース、コジモ・ディ・パルマ大尉 …

不屈の爆撃機エース、コジモ・ディ・パルマ大尉 ―CANT Z.1007を駆った、大胆不敵な名爆撃機乗りの生涯―

戦功金勲章(武勲黄金勲章とも, Medaglia d'oro al valor militare)は、イタリア軍最高位の勲章で、戦場で最も素晴らしい戦功を挙げた者に対して贈られる勲章である。1793年、サルデーニャ国王ヴィットーリオ・アメデーオ3世によって設立され、リソルジメント…

イタリアの記念艦を見に行こう! ―イタリア記念艦巡り完全ガイド―

さて、今回は久しぶりにイタリア海軍の話題にする。今回扱うのは、イタリア国内で見れる記念艦についてだ。イタリア国内には巡洋艦から人間魚雷まで、様々な艦艇が記念艦として保存されている。日本同様に第二次世界大戦の敗戦国なので、英国やアメリカと違…

「イタリアを救いたかった男」ヴィットーリオ・アンブロージオ将軍 ―ユーゴスラヴィア侵攻と「祖国の解放」への意志―

前回のギリシャ戦線の記事は時間を掛けた割に出来が悪かったので削除することとした。今回は、その削除した記事の中で後に紹介する、と言っていたユーゴスラヴィア侵攻を指揮したヴィットーリオ・アンブロージオ(Vittorio Ambrosio)将軍について調べてみるこ…

東アフリカ戦線の智将、グリエルモ・ナージ将軍 ―ソマリランドにおける大勝と、ゴンダールでの最後の抵抗―

前回のエットレ・バスティコ(Ettore Bastico)将軍について調べてみたが、今回もイタリア陸軍の将軍シリーズでやってみようと思う。今回はグリエルモ・ナージ(Guglielmo Nasi)将軍について調べてみる事とする。ナージ将軍は第二次世界大戦、本国から遠く離れ…

熱砂の将軍、エットレ・バスティコ元帥 ―灼熱の北アフリカ戦線で戦った戦術家の生涯―

本来は前回の続きで人名由来の潜水艦名を調べた方が良いと思うが、今回はちょっとお休みで久々に陸軍関係について書いてみようと思う。空軍軍人については結構紹介したが、陸軍軍人については全然紹介していなかったので。 今回紹介するイタリア軍人は、北ア…

第二次世界大戦時のイタリア艦名の由来になった人物を調べてみた!第二弾:小型艦艇(駆逐艦・水雷艇)編

前回の更新に引き続き、今回のも第二次世界大戦時のイタリア海軍の艦名で人名由来のものについて調べる事とする。前回は大型・中型艦を扱ったため、二回目の今回は残りの小型艦艇(駆逐艦・水雷艇)について扱う。次回の三回目に潜水艦を扱う予定だ。今回は前…

第二次世界大戦時のイタリア艦名の由来になった人物を調べてみた!第一弾:大型・中型艦(戦艦・水上機母艦・巡洋艦)編

第二次世界大戦時のイタリア海軍では人名を用いた艦名が多く採用されている。というか、第二次世界大戦時のイタリア海軍のみならず、欧州諸国やアメリカ諸国では人名を用いた艦名を採用する例は結構多い。寧ろ、人名を艦名に全く採用しない日本海軍が異質と…

友軍の窮地を救え!イタリア空軍「特別航空補給コマンド(S.A.S.)」による戦場への物資・人員補給作戦

第二次世界大戦時、イタリア軍の戦場はしばしば孤立した。例えば、まず最初に挙げられるのは東アフリカ戦線。1936年にイタリアがエチオピア帝国を征服し、その結果それまで植民地として保有していたエリトリア及びソマリアと合併して誕生した「イタリア領東…

中国空軍の発展過程におけるイタリア空軍顧問団の影響 ―日本軍と戦った中国空軍のイタリア機たち―

ファシスト政権期のイタリアは中国市場を重要視し、中国での影響拡大を狙っていた。特に軍需関連分野の市場、特にイタリアが得意とする空軍の分野で中国政府にアプローチを掛けている。1933年、イタリア空軍は「イタリア空挺部隊の父」と言われるロベルト・…

イタリア戦略爆撃機編隊、ジブラルタルを爆撃せよ! ―第274爆撃飛行隊とピアッジオ P.108B四発爆撃機の戦歴―

「地中海の鍵」と呼ばれたジブラルタル。地中海の出入り口であるジブラルタル海峡を抑える要衝として知られ、スペイン継承戦争の結果ジブラルタルは英国の支配下となり、現在も英国の海外領土として機能している。第二次世界大戦時、地中海の制海権・制空権…

米本土空襲計画「"S"作戦」とアッティーリオ・ビゼオ空軍准将 ―イタリア空軍、ニューヨークを爆撃せよ!―

第二次世界大戦時、日本海軍航空隊はアメリカ本土に対して爆撃を実行した(アメリカ本土空襲)。しかし、実はこの手の「アメリカ本土に対する航空機による爆撃」というのはイタリア空軍やドイツ空軍でも同時期に考えられていたことだった。 特にイタリア空軍は…

祝!イタリアで行った町が100カ所を超えました!

今更ですが、先月の旅行で今までイタリアで行った都市が計100カ所を超えて、計101カ所になりました!(2019年4月現在) イタリアの都市は町それぞれに個性があり、「チェントチッタ(Cento Città, 百の都市)」と言われており、百通りの個性がある、とよく言われ…

イタリア航空機が登場する戦争映画・アニメ作品と、登場する航空機をまとめてみた!

以前、イタリア戦争映画をブログでいくつか紹介したが、イタリア空軍映画については紹介していなかった。これは、自分自身が当時イタリア空軍について全く無知であったからであるが、ある程度イタリア空軍の知識が増えてきたので、これを機に色々調べてみた…

「イタリア初の撃墜王」マリオ・デ・ベルナルディ ―水上機レーサーとして、そしてイタリア初のジェット機パイロットとして―

イタリア空軍が2013年に作成したポータルサイトで、"I grandi aviatori(偉大なる飛行士たち)"というサイトがある。こちらでは、「イタリア空軍の父」イタロ・バルボ元帥や、初の欧州-極東飛行(ローマ-東京飛行)を達成したアルトゥーロ・フェッラーリン、数々…

「空の果て」を目指した男、マリオ・ペッツィとカプロニ Ca.161 ―レシプロ複葉機による高高度飛行の世界記録達成―

戦間期のイタリア空軍は世界的にも先進的で、以前ブログで紹介したフリオ・ニクロ・ドッリオ(Furio Niclot Doglio)のようなテストパイロットたちによって、数々の世界記録を達成したことでも知られている。そんな中で、イタリア人パイロットが達成した世界記…

鉄道で巡るイタリア旅行案内・第一章 ―イタリア半島の「つま先」、カラブリア州の13都市―

今回の更新は普段とは違い、イタリアの観光情報を載せようと思います。今後、こういう感じの更新も増やしていこうと思っています。今回紹介するのは南イタリアのカラブリア(カラーブリア)州。カラーブリア州はイタリア半島を「ブーツ(Stivale)」に例えると、…

イタリア最強のエースパイロット、テレシオ・V・マルティノーリ ―第二次世界大戦における伊空軍トップエースの軌跡―

第二次世界大戦の各国空軍/航空隊のトップエースというと、ドイツ空軍のエーリヒ・ハルトマン、フィンランド空軍のエイノ・イルマリ・ユーティライネンなどはパッと知られている。しかし、第二次世界大戦におけるイタリア空軍のトップエースというとどうだろ…

カナード翼を持った推進式戦闘機「SAIアンブロジーニ S.S.4」 ―先進的「過ぎた」不遇の「イタリア版震電」―

アニメ『荒野のコトブキ飛行隊』を見ていた際に、日本の戦闘機「震電」が出てきたので、「そういえばイタリアにもこんなんあったよなぁ」と思ってちょっと調べてみました。その名は、「SAIアンブロジーニ S.S.4」。初飛行は何と1939年3月で、何と第二次世界…

ドゥーチェは石油王の夢を見るか? ―ファシスト政権期のイタリアとリビア植民地の油田—

皆様、お久しぶりです。3月初めにちょいと四度目の南部イタリア遠征に行って参りました。やはり南イタリアは良いですね!天気が良くて、食事も美味しく、物価も安く...観光客にとっては本当に天国です。さて、今回は別に旅行の話をするわけではありません。…

『ストライクウィッチーズ』に登場するロマーニャウィッチのモデルとなったエースたちの戦歴をまとめてみた!

アニメや漫画、小説などで展開される『ストライクウィッチーズ』のキャラクター(ウィッチ)達は、実在した第二次世界大戦時のエース・パイロットたちをモデルとしている。その中には王立イタリア空軍(Regia Aeronautica)をモデルとした「ロマーニャ空軍」のキ…

「黒シャツを着たユダヤ人将軍」アルベルト・リウッツィ将軍 ―様々な「顔」を持った「忘れられた英雄」―

ファシスト政権下のイタリアでは、ナチス・ドイツへの接近に伴い、所謂「人種法(Leggi razziali)」と呼ばれる一連の反ユダヤ法案が成立した。しかし、ここで勘違いしてはいけないのは、それ以前のイタリアでは概して「イタリア・ファシズムとユダヤ人の関係…

「アンバ・アラジの英雄」アオスタ侯(ドゥーカ・ダオスタ)アメデーオ・ディ・サヴォイア —大空を舞った「鋼鉄侯」の軌跡—

戦間期には優秀な飛行家として知られ、また第二次世界大戦時には東アフリカ戦線の総指揮を執ったことで知られるアオスタ侯アメデーオ・ディ・サヴォイア(Amedeo di Savoia-Aosta, Duca d'Aosta)。東アフリカ戦線の敗北によって、捕虜となった彼はケニアの捕…

サンマリノ共和国におけるファシスト政権史(1923-44) ―中立を宣言した山上の小国ファシズムの悲哀―

現在、イタリア半島には三つの国家が存在する。一つ目はイタリア共和国、二つ目はローマ市内にある「世界最小の国家」ヴァチカン市国、そして三つ目がサンマリノ共和国だ。サンマリノ共和国は周囲をイタリア領(エミリア・ロマーニャ州とマルケ州)に囲まれた…

伊日交流史・第三弾 ―イタリアと日本の航空交流史、両国を「空」で繋いだ4つの事例―

前回、イタリアが伝えた大砲技術が日本陸軍に大きな影響を与えたことを紹介した。今回も流れに乗って、日伊の交流関係について調べてみたいと思う。 今回注目するのは、ずばり「航空史」だ。イタリアと日本は、二度のローマ-東京飛行を始めとして「空」での…